実際の店舗で運用した手順。上から順にやれば開店できます。困ったときの見る場所も。
実際の店舗(ダイニングバーMATSURI)で運用した手順です。
上から順にやれば開店できます。
店舗の管理画面はパソコンで使います。
スタッフはアプリを使うので、この画面には入りません。
ログイン画面には「デモ体験」のボタンもあります。
登録せずに中身を見られるので、先に触ってみるのもよいです。
オレンジの帯が出ているとき
動作確認用のデータに繋がっています。この状態の操作は本番のデータに入りません。
本番で使っているときは帯が出ません。
左メニューのいちばん下にあります。ここが最初にやることです。
設定が足りない箇所を、何が起きるか・どこで直すかまで名指しで出します。
右のボタンから直す画面へ飛べます。
| 区分 | 意味 | 営業前に |
|---|---|---|
| 使えない | このままだと金額が合わない、一覧が空になる | 必ず0にする |
| 確認が必要 | 動くが、意図と違う可能性がある | 中身を見て判断する |
| 任意 | 既定値で動く。使わない機能なら放置でよい | そのままでよい |
エラー画面は出ません。
ここに挙がる問題は、画面上はどれも正常に見えます。
バックが0円、承認画面が空、給与が計算できない、という形で後から表れます。
だから営業前に見ます。
古い台帳と新しい従業員台帳の両方に、同じ人が別々に登録されていることがあります。
そのままだと会計で選ぶ人と勤怠の人が別人扱いになり、
累進バックの出勤日数が常に0になります。
古いデータは消えません。 統合先の印を付けて残します。
売上・指名・インセンティブの記録は新しいIDへ付け替えます。
もう一度実行しても二重にはなりません。
名前が空の人は統合できません(突き合わせる手がかりが無いため)。
先に表示名を入れてから、もう一度実行してください。
従業員管理から登録します。
| 項目 | 入れないとどうなるか |
|---|---|
| 表示名 | 会計の売上スタッフ選択やシフト表に空欄が並び、誰を選んでいるか分からない |
| 給与形態(時給/日給/月給)と金額 | 給与が計算できない。累進バックの「時給未満」判定もできず、いちばん低い段に固定される |
| ログイン | その人はアプリを使えない。パソコンだけの運用なら不要 |
本名と表示名は別に持てます。
表示名だけがお客様向けのページに出ます。
本名・住所・生年月日・給与は、店舗の関係者と本人しか見られません。
バックは (販売価格 − 原価)× バック率 で計算します。
原価を入れないと、販売価格の全額がバックの母数になり、利益が残りません。
(ボトルは原価を引く、など)
店舗設定 →「原価・バック」タブ。 金額の決まり方はここでまとめて決めます。
| 設定 | 意味 | 目安 |
|---|---|---|
| 営業日の区切り時刻 | 何時で日付が変わるか。深夜まで開ける店は必ず設定する | 閉店より後の時刻(既定6時) |
| 売上の締日 | 給与期間の区切り | 店の運用に合わせる |
| 累進の当て方 | 会計を分けても総額が変わらない方式を選ぶ | 累計全体に当てる |
| 1日の想定勤務時間 | 「時給未満」の判定に使う | 実際の実働時間 |
| 遅刻・早退の猶予 | 何分過ぎたら遅刻とするか | 5分 / 15分 |
| 既定のバック率 | 商品ごとに未設定のときに使う値 | 店の粗利から逆算 |
バック率が100%になっていないか確認してください。
粗利の全額がスタッフへのバックになります。
意図した設定でなければ、売上が立つほど店の取り分が無くなります。
ツケ(掛け)を使う場合は、支払い方法でここから有効にします。
配分の%は合計100にしてください。
%欄に金額を入れると、合計が100を大きく超えます。
その場合は比率として扱われ、意図と違う額が確定します。
画面に「実際に渡る額」が出るので、押す前に必ず確認してください。
売上スタッフを選ばなかったときは、その額は店に寄せず
「担当未設定」として承認画面に残ります。後から割り当てられます。
バック承認の画面に、会計ごとの売上・小計・原価控除・基準額・分配率・
スタッフ基準額が並びます。
スタッフのアプリに出る額と、この画面の額は同じ計算から来ています。
食い違うことはありません。
伝票の間違い、個別の合意、罰金、バースデー手当、前月の計算漏れ。
どれも調整できますが、自動計算の値は書き換えず、増減として積みます。
| 種類 | 使う場面 |
|---|---|
| 計算の訂正 | 元になった伝票や配分が間違っていた |
| 手当・特別支給 | バースデー、指名本数、イベント |
| 罰金・控除 | 遅刻・欠勤(就業規則に定めがある場合のみ) |
| 前期からの繰越 | 前の期の計算漏れ・過払いを今期で調整 |
| 個別合意 | 本人と合意のうえで額を変える |
明細には次のように出ます。
```
自動計算 ¥300,000 + 訂正 ¥12,000 + 手当 ¥45,000 − 罰金 ¥8,000 = ¥349,000
```
本人に聞かれたら、そのまま説明できます。
「打ち消す」は削除ではなく、逆向きの調整を積んで相殺します。
罰金・控除を使うとき
就業規則や雇用契約に定めがある範囲でのみ有効です。
労働基準法では減給の制裁に上限があります
(1回で平均賃金1日分の半額、総額で賃金支払期の10分の1)。
画面にも同じ注意が出ます。
打ち間違い、客都合のキャンセル、打ち直し。
伝票は消すのではなく取り消します。
| 項目 | 取り消すとどうなるか |
|---|---|
| 伝票番号 | そのまま残る。欠番になりません。「取消済み」として一覧に出る |
| 売上 | 日次・月次・スタッフ別のどの集計からも外れる |
| バック | 当期累計から差し引かれる。承認済みだった場合は警告が出る |
| 領収書 | 発行済みなら自動では無効にならない。客の控えの扱いは別途 |
| 記録 | 誰が・いつ・なぜ・取消前の金額が、オーナーでも消せない形で残る |
なぜ番号を詰めないか
番号を詰めると、取消があった事実そのものが消えます。
そうすると「打ち間違いを直しただけ」という説明が通らなくなります。
番号が連続していれば、取消は日常の操作として説明できます。
日次締めでは番号の抜けと重複を検査します。
誰が取り消せるか、期限、承認の要否、領収書発行済みを許すかは店舗設定で決めます。
いずれもオーナー・店長のパソコン操作です。
現金と債権が動くので、スタッフのアプリからは触れません。
未収金(ツケ)
支払い方法で選びます。相手の名前を入れないと会計を確定できません。
回収責任者をキャストに紐づけておくと、回収率が見えます。
入金と貸倒はこの画面から記録します。
ボトルキープ
残量・期限・保管棚を管理します。
入れた担当を記録しておくと、ボトルバックの根拠になります。
期限が近いものは一覧の上に出ます。
日払い(当日精算)
当日に現金で渡した額を記録します。締めのときに支給額から差し引きます。
残りを超える額を渡すと前借りとして警告が出ます。
記録は削除できず、取り消しは状態として残ります。
シフト管理は、営業日の区切り時刻を起点に描きます。
| 項目 | 動き |
|---|---|
| 出勤 | その営業日のシフトと突き合わせて遅刻を判定する。日を跨ぐシフトでも正しく効く |
| 退勤 | 実労働時間・休憩・早退を計算して保存する |
| 二重打刻 | 同じ営業日に未退勤の記録があれば止める |
| 退勤し忘れ | 翌日以降でも、未退勤の記録を拾って閉じられる |
| 猶予 | 店舗設定の遅刻・早退の猶予に従う |
営業日で数えます。
深夜1時の出勤は、翌日ではなくその夜として記録されます。
売上と勤怠が同じ日付に載るので、給与計算で突き合わせられます。
| 症状 | 原因として多いもの | 見る場所 |
|---|---|---|
| バックが0円になる | 原価が未入力/スタッフ台帳が二重 | 開店前チェック |
| バック承認画面が空 | 会計時に売上スタッフを選んでいない | 承認画面の「担当未設定」 |
| 売上スタッフの選択肢が空欄 | 従業員の表示名が未入力 | 従業員管理 |
| 給与が計算されない | 給与形態・賃金が未設定 | 従業員管理 → 雇用情報 |
| 同じ夜の売上と勤怠が別の日になる | 営業日の区切り時刻が未設定 | 店舗設定 |
| 配分した額が思った額と違う | %欄に金額を入れている | 会計画面の「実際に渡る額」 |
伝票を痕跡なく消す機能、実売上と申告売上を分ける機能は用意していません。
電子帳簿保存法は訂正・削除の履歴を残すことを求めているため、
痕跡が残らない削除は機能として成立しません。
取消の理由が全部書いてある帳簿のほうが、番号が飛んでいる帳簿より説明できます。